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中陰供養、年回忌法要

2012.04.20

中陰供養
 
人の死後四十九日の間を仏教では中陰の期間といって、六道輪廻の間をさまよう期間とされました。この期間に行なう法要を中陰供養ともいいます。『梵網経』には、例え生前中に、悪行を重ねた人でも、遺族が七日毎に追善供養をすれば死者もその功徳を受けるとあります。四十九日目は、審判で死者の運命が決まるとされており、満中陰といわれています。
また鎌倉時代から始まった十三仏信仰というものは、初七日から三十三回忌までの十三回の重要な法要に、十三の仏菩薩を本尊としています
 
  初七日
不動明王
書類審査、生前の行状が裁かれる。
  二七日
釈迦如来
三途の川を渡るところで裁かれる。死出の旅路の難。
  三七日
文珠菩薩
生前の邪淫の罪が裁かれる。
  四七日
普賢菩
秤を持って生前の罪の重さが決められる。
  五七日
地蔵菩薩
水晶の鎧に生前の行状が映し出される。
  六七日
弥勒菩薩
五官王の秤と閻魔王の鏡で再吟味する。
  七七日
薬師如来
最後の審判かくだされ、行き先が決まる。
  百カ日
観音菩薩
慈悲の心により修行の楽しさを教え、喜びに導く。
  ―周忌
勢至菩薩
無限の光明と知恵により、さらなる精進の道へと導く。
  三回忌
阿弥陀如来
ひたすら信仰に徹するという一念に導く。
  七回忌
阿閃如来
悟りや信心をより堅固なものに導く。
 十三回忌
大日如来
これまでの修行と悟りを点検し、さらなる悟りへと導く。
三十三回忌
虚空菩薩
33年の長い修行を行い菩薩の世界に入り、
「ご先祖様=守り神」の仲間入りする

 
年回忌法要

亡くなられた同月同日の命日を「祥月命日」といい、
毎日の中で、亡くなられた日と同じ日を月命日、「月忌」と呼びます。
年忌法要は、亡くなられた翌年の祥月命日に一周忌の法要を営み、その翌年に三回忌(亡くなった年を入れて三年目の法要)を行います。六年目に七回忌、十二年目に十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌、百回忌とあり、一般約には三十三回忌までで切り上げることが多いようです。
「忌」明けとは、中陰の期間である死者の六道輪廻が終了して六道の何処かに生まれ変わることを意味し、それとともに忌の汚れが除かれたことを祝う行事です。
 
いわれ

民俗的な伝承では、人は死んでホトケになるとされています。しかしこのホトケのお位牌は、まだ個性や煩悩が残っているため、仏壇の中に安置されています。しかし三十三回忌の「弔いあげ」を迎える時分には、ホトケはその個性を失い、先祖の神となって家を守るといわれています。従ってそれまでの間は、子孫は追善洪養をしてホトケの世話をするのです。
 
 
初七日
しょなのか
七日目
亡くなられた日から数える
二七日
ふたなのか
十四日目
三七日
みなぬか
二十一日目
四七日
しなぬか
二十八日目
五七日
ごしちにち
三十五日目
六七日
むなぬか
四十二日目
七七日
しちしちにち
四十九日目
百カ日
ひゃかにち
百日目


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