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享年と行年・・・数え年(数え歳)と満年齢

享年と行年

 

享年  天から享(う)けた年。この世に生存した年数。年齢。当年。

行年  「行」は経(へ)るの意。 これまで生きてきた年数。

寿齢。 天寿  生まれた時に天から与えられた寿命。自然の寿命。天命。定命。いのち。

世寿  とし・年齢 人の一生  十分長生きして死ぬこと。 

 

享年と行年

位牌に書く年齢の事を「享年」とか「行年」などと一般的にいわれる。 
ある住職に聞くと、「享年は亡くなられた時の年齢で、行年とはお腹の中にいる時も数えて+1歳を加える」と言う。
他の住職に聞くとその逆で、享年が+1歳で、行年とは「逝く年」にかけて「行く年」だよ、言われる。
もちろん、他のさまざまな住職に聞いてみたが、それぞれの解釈の仕方があり、一概に言い切れません。

 

結局の所、お世話になる住職に聞いてみるのが、最善の方法です。

仏教での年齢は、数え年齢ですが、近頃では、 満年齢で行なう事も多くなってきました。

 

数え年とは、

生れた時点を一歳と数え、 その後正月を迎えるたびに一つ年を加える数え方です。  
仏教ではお母さんのおなかの中での一年も「いのち」 として数えますので、数え年を用いるのです。
生まれたときは0才ではなく1才で、 次の正月が来るたびに年を加算します。
数え方は、満年齢に誕生日前なら2才、後なら1才を足します。